障害・感覚・共生を考える8日間展
この展覧会は、平成28年10月に開催された「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」で行われた文化庁主催の「ここから アート・デザイン・障害を考える3日間」展を引き継ぐものです。
テーマは「障害・感覚・共生を考える」であり、障害の有無にかかわらず、人々が同じ場に集まり展示を鑑賞することで、アートを通じて共生社会を模索します。障害のある方々の魅力ある作品や文化庁メディア芸術祭で受賞した作品、障害に関連するマンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアートなどが展示されます。
さらに、誰もが楽しめる参加型の作品も展示し、新たな意識と生き方の創造を促します。展示期間中には、監修者によるトークなどのイベントも開催されます。
展示紹介
1.ここからはじめる
~生きる・つくる・アートの原点に触れる~
障害のある人の創作活動には、表現すること、さらには生きることの原点に触れるような作品が見受けられます。生きることとつくることが等しいような作品は、見る人の心に直接届きます。さまざまな作品との出会いから一歩が始まるはずです。
2.ここからひろがる
~身体感覚をゆさぶるメディア芸術~
マンガやアニメーション、ゲームやメディアアートなどのメディア芸術分野から、身体感覚をゆさぶるような作品を展示します。これらは、普段あまり意識されることのない自らの視覚や聴覚、触覚などを際立たせ、時には不思議な感覚をもたらします。
3.ここからつながる
~みんなでつくる!あわプロジェクト~
自分のからだを使って、様々な色に輝く映像の「あわ」をつくります。参加者ひとりひとりが描いた「あわ」が集まり、みんな(= Our)のあわがギャラリーの大空間を彩るプロジェクトです。すべての人々がつながり、ともに創造する未来を体感してみませんか。(制作:フリッカ)
マンガライブラリー
本展のテーマに沿ったマンガ作品を文化庁メディア芸術祭受賞作品を中心に選び、実際に手に取って読めるように展示します。
イベント会期中、アーティストトークや、監修者による解説ツアー等を予定しています。
特別展示
「ここからTOUCH」
さまざまな「感覚」を使って作品を鑑賞していただくため、文化庁長官で金工作家でもある宮田亮平の作品、文化庁が所蔵する青木野枝、多和圭三、黒川弘毅の彫刻作品を「触れてみる」展示を行います。普段は視覚でとらえている作品を、触覚で体験してみてください。
「GO Journal」
日本財団パラリンピックサポートセンターが創刊した、パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン「GO Journal」。このマガジンを監修する写真家の蜷川実花らによるパラアスリートの写真を展示します。
協力:日本財団パラリンピックサポートセンター
開催概要
展覧会名 | ここから2ー障害・感覚・共生を考える8日間 |
会期 | 2018年3月17日(土)~25日(日) |
休館日 | 3月20日(火) |
開館時間 | 10:00 ~ 18:00 ※3月17日(土), 23日(金)、 24日(土)は 20:00まで/入場は閉館の30分前まで |
会場 | 国立新美術館 企画展示室2E (東京都港区六本木7-22-2) |
主催 | 文化庁 |
共催 | 国立新美術館 |
制作 | アート・ベンチャー・オフィス ショウ |
観覧料 | 無料 |
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